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[02/18 かや]
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基本的に手ブロ創作企画関係を収納してます。
初めましてのかたはカテゴリ「はじめに」をどうぞ。
5000年前の大戦での白露と玲さまのバトル書いてみた。
「あなたは、危険だわ」
「水を統べる者として」 「あなたを自由にしておく訳にはいかない」 危険。 危険。 危険だって! 「ぁ…あんさんらに、なにが」 体中の体液が沸騰しているんではないかと思うくらいに体が熱い。 落ち着け、自分に言い聞かせても、目の前の女が視界に入ってかっと眼前が赤く染まる。 「あんさんらになにがお分かりか!光りの、祝いのないわっちらの土地がどれ程のものか!」 目の前の女は涼しげな、厳しい表情を崩さない。 それが余計に癇に障る。 「わっちらが何をしたか!」 「したわ。あなたたち楼修は我ら天蘭に牙をむいた」 「ふ、ふ、牙をむく?わっちらが?気にも留めぬ癖に何を言わはる…あんさんらはわっちらに何をした?」 「なにも――」 「そう、なにもや!何もしはらんかった!」 ばしゃん、足を鳴らした衝撃で土がはねた。 自動的に発動される自分の能力は感情に左右される。 大方、高ぶったせいで液体と化した土が増えたのだろう。 ぎりと噛み締めた奥歯が音をたてる。 睨めば、前に立つ彼女も険を含んだ視線でこちらを見ていた。 「なにもしないからといって、手を出したというのか」 「…っ、な」 「罪のない民を、自己顕示欲のために殺めたというのか!」 りんと放たれた言葉に動きが止まる。 暫しの呆然、それをもたらしたのは。 「…自らの業とは、考えはらんのかや」 神への、絶望。 「あなたはここで封じるわ。殺しはしない、ゆるゆると生きながらえなさい」 「―…ッ!」 一瞬だけ。 けれど地面を蹴った彼女が自分に肉薄するには、その一瞬で充分だった。 振り上げられ、振り下ろされる腕――いたみ。 激痛。 自分の力が根こそぎ持って行かれる激痛! 「あ、あ、あ――」 「…っはぁ、は、はっ…」 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたい!!! (姉ちゃん、また天蘭のほう見てるのかよ) ふと年下の友人の声が聞こえた。 (瑞蛟はん。せやかて、あんな明るいところは気になりますやろ?) (えー、別に気になんないって。あいつらと関わり合うとろくなことにならねーもん) (言うなぁ、神さまらに対して) (しょうがないだろ、だって妖だもんな) ああ、これが人のいう走馬灯というものか。 能力はもうほとんど失われてしまって、触れたものは液状にならずにその姿を留めている。 いつの間についたのか、地面に当たる膝が痛い。 封を穿たれた心臓が痛い。 それよりも、なによりも…彼女の言う【罪のない民】には、そこに住むというだけで眉をひそめて遠ざかられた、自分たち楼修は含まれないのだと。 まざまざと実感した、こころが、痛かった。 「…かみ、など」 「はぁっ…なにか、言いたいことでも…は、あるのかしら」 「おらんくなって…しまえば、いい」 「……まだ、そんなことを言うの」 「少なく、とも…我らが、母は、姫ィさまは、わっちらを…省みて、くらはる…」 そうだ。 あのひとは。 かえりみてくれた。 振り返って、見てくれた。 「神の仕事は――見守ることと、思うたが。目を逸らした、あんさんらが…神だと、名乗らはるなら」 かみなど、いなくなればいい。 恨み言を言い切って、自分の意識はそこで途切れた。 ------------------------ わーたん宅玲さま、ひかるん宅瑞蛟くんお借りしました。 あっあと花盗りさん宅姫さまのお名前もお借りしました。 …いや、なんか…ごめん… たぶんこのあと誰かが拾ってくれる、んじゃないかなぁ。 拾ってくれたらいいなぁ。 PR この記事にコメントする
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