忍者ブログ
プロフィール
HN:
つとみや あかつき
年齢:
35
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1990/11/05
自己紹介:
おんなのこがすきです。
カウンター
フリーエリア
最新CM
[02/18 かや]
最新TB
バーコード
ブログ内検索
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
忍者ブログ | [PR]
創作倉庫。 基本的に手ブロ創作企画関係を収納してます。 初めましてのかたはカテゴリ「はじめに」をどうぞ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



キャラを掴もうとしてみる2
クラウディオの過去語り



お借りしたお子さん(名前のみ含む)
・古杉さん宅キジョウさん
・炎謳さん宅マカラインくん




「かんぱーい」

からん、と氷の揺れる音がする。
ちりん、とグラスの当たる音がする。
カウンターに並んだ3人の共通点は軍人であることだった。

「ところで急にどうしたの、奢ってくれるとか…」
「何だ、嫌なのかァ?」
「いやいや、嬉しいですよ!」
「…この間またお前巻き込んじまっただろ」
「…ああ、そっか。別に気にしてないのに…優しいなぁマカラインくんは」
「今日金出すのは俺だぞ」
「はい。キジョウ参謀も。ありがとうございます」
「…おう」
「まあ飲め」
「うん」

真ん中に金、左右に黒と水色が座っている。
のんびりとグラスを傾ける金を横目で見ながら、水色が彼に話し掛ける。

「お前酒得意だっけ」
「ぼく?あんまりお酒得意じゃないんだよね…すぐ寝ちゃうから」
「寝こけても連れては帰らねェからな」
「大丈夫、復活は早いですよー。毒素の分解は得意ですから」
「…いやそれおかしいだろ。毒素の分解得意だったら酒は強いと思うぞ」
「あはは。なんでだろうね?多分ぼくの使い魔が関係してると思うんだー」
「お前の使い魔…って、あの毒撒き散らす奴かァ」
「そうそう、毒撒き散らすやつです」
「あれ無差別だよな」
「うん、無差別なの。ぼくも死んじゃってるしね」
「ハ?」
「あれ、言ってませんでしたっけ?やる度ぼく死んでますよ」

酔いの程よくまわった、わずかに赤い頬で金がへらりと笑う。
黒は解せないと表情を歪め、水色は関せずとグラスを揺らす。

「…なんだァ、それ…」
「あっはは、何て言いますか」
「こいつ死ねない身体なんだよ」
「まぁそんなところ」
「へぇ…」
「あっキジョウ参謀悪いことたくらんでる顔だ。ちょっと、痛覚はあるんですよぼく」
「けど死なねェんだろ」
「そうですけど!」
「そういやなんでクラウディオはそんなんと契約したんだ?」
「えっ」

一転、青ざめて黒に向かっていた金が水色の言葉にふと動きを止めた。
探るように視線を宙にさ迷わせて――ぽつりと呟く。

「…ぼくの意志じゃない」
「は?」
「うーん、あんまり面白い話じゃあないんだけど」
「構わねェよ、酒の肴だ。聞かせろ」
「俺も気になる」
「…ん」

困ったように眉を下げて笑って、金はそろりと言葉を紡ぎだした。

「ふたりは知らないかもしれないけど…ぼくの父さんは学者だった」










父さんはあまり家にいなかった。
学者っていう仕事の性質上それは仕方がないし、帰ってきた時はちゃんと構ってくれたから平気だったな。
よくわからないなりに父さんがしている研究の難しさは感じていたんだよ。
だから、始めのうちはよかったんだ。
だけど行き詰まってきてからは…よくある、絵に描いたようなっていう感じ。
父さんは帰ってくることがもっと少なくなったし、帰ってきてもどこか上の空。
母さんの悲しそうな顔もよく覚えてる。
そんな日が何年か続いて…ぼくが13になった頃だった。
…父さんが、ぼくを実験に使ったのは。
それは今思えば実験だったんだけれど、その時のぼくの意識はただの手伝いだったよ。
だって召喚するときに文言の一部を唱えるだけだったからね。
まぁ、それは契約のための言葉だったんだけど。
それでその時呼び出したのが今のぼくの使い魔という訳。
始めはね、一度きりだったんだ。
つまり…ええと、あれの力は毒でしょう?
その時にぼくも死んで、そのまま。
それが使わないで一緒にいるうちに気に入られちゃってね、ぼくには再生の力も与えられた。
その再生の力が予想外に強くて…腕が千切れても繋がるし、内蔵が欠けても元に戻る。
毒に犯された患部すらも再生されるんだ。










「…ぼくはその時絶望したよ。死んでも蘇るなんて…まるで、ライフェレンだ」

ずるずると金がカウンターに伏せる。
そのまま動かなくなった彼の頭を水色がぐしゃぐしゃと乱した。

「やめてよまーくん…」
「誰がまーくんだ、誰が」
「…ぐぅ」
「寝やがった…!」
「無茶苦茶な奴だな」

拍手[0回]

PR


この記事にコメントする
HN:
TITLE:
COLOR:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS:
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Powered by 忍者ブログ  Design by まめの
Copyright c [ あばらぼね。 ] All Rights Reserved.
http://rokkotsu.zoku-sei.com/