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[02/18 かや]
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| 創作倉庫。
基本的に手ブロ創作企画関係を収納してます。
初めましてのかたはカテゴリ「はじめに」をどうぞ。
「おはよう」
「おう。オムレツだ」 「好きだろ」 「お前の作ったものならなんでも好きだったさ」「ばか、なんで泣くんだよ」 「どうしても――どうしても、行くのか」 「ああ。これ食ったら行く。馬鹿弟子も待ってるしな」 「…俺がここで行くなって言っても、死ぬなって言っても、お前はそうするんだな」 「…ああ」 「シーカ、「普通に」 「死んだりせずに羅国に青龍を譲り渡して、死ぬまでをお前と過ごすのは、きっと『しあわせ』なんだろうな」 「でも、それじゃあアタシが嫌なのさ。だから皆をアタシの自己満足に付き合わせるんだ」 「羅国に師匠殺しの重荷を背負わせて、そやに跡継ぎの死を見送らせて、クローチェに友人を失う寂しさを感じさせて、セラフィードに一時的に青龍を欠く状況を受け入れさせる」 「それに、お前には恋人を亡くさせる」 「これはアタシの我儘だ。それでもアタシは、死ぬのなら天命でなく羅国の手にかかって死にたい」 「知ってるよ…お前はそういう女だ。俺の…絶対唯一の、愛した女だ」 「ありがとうな」 「アタシに魂があるのなら、死んだあとはきっとクローチェや羅国にくっついて、お前のところなんか来やしないかもしれない。それでも待っててくれるか」 「いいよ。お前のその、糸の切れた凧みたいな性格はよくわかってるし、なんにでも休みたくなることはあるだろう。俺はお前の止まり木でいいよ」 「…ありがとう。お前がアタシを愛してくれてよかった。アタシがお前を好きになれてよかった」 「…行ってこい、俺の愛した青い龍。生命の息吹をはらんだ風。空を行く風に、俺は時々お前を感じることにするよ」 「うん――行ってくる」 おうちへかえして。彼女はいつもそう言って泣く。
「陛下、泣かないで」 「知らないわよ!帰らせてよ!あたしは女王なんかじゃない!」 クッションが、小物入れが、帽子が飛んでくる。極めつけは香水瓶で、それはさすがに避けた。 泣きはらして真っ赤になった眼からまたぼろぼろと涙をこぼして、よけるな、と言われる。 命令には逆らえないからびたりと止まれば、すかさずインク壺が投げつけられた。 肩のあたりにぶつかって床に落ちたそれは厚い絨毯のおかげで割れなかったが、蓋が開いてインクが流れ出す。 おいこの絨毯一枚で車が買えるんだぞ。それを思ってぞっとする。 「陛下、いい加減に受け入れてくださいよ」 「いやよ、いや!」 「陛下」 「陛下じゃない!女王じゃない!」 息を荒げる女王は俺よりもずっと幼い。年の離れた妹か、ひょっとしたら娘くらいに思われそうな。 どれだけ否定しても女王であることは変えられない。誰にも変えられない。女王自身にも、決して。 「陛下。自分がいます。王もいる。大丈夫」 「いやだよ…」 金の髪の赤の女王。泣いてばかりの女王。俺が支えるのかと思うとうんざりする。 それでも彼女は女王なのだ。 ---------- SSS用。 ・世界
均衡が崩れ始めた世界 人口の男女比や都市部分の自然の割合などのバランスが極端にずれると【不均衡】が生じる 不均衡は世界を崩壊させる要因となるため、発見次第是正する必要がある 不均衡に覆われたとき世界は崩壊すると言われている ・不均衡 わずかな不均衡であればわかりづらいが、大きくなると明らかな異常となって現れる 海水が空中へ溜まる、砂漠に霜がおりるなど実際には有り得ない現象を指す ・種族 ①人間 武器を使って不均衡を破壊・是正することのできる種族 ②人間以外 自らの身体を武器に変化させることのできる種族。変化する武器は個々で違う 様々なタイプがあり体長や寿命、姿なども大きく違いハーフや混じりものも多い。代表として一目置かれているのは龍族で、人間との話し合いは彼らが行う ③ヒューマノイド アンドロイド型・ガイノイド型を有する人間によって作られた種族 人間以外の種族が武器に変化した場合人間が扱う必要があるためパートナー制をとっているが、ヒューマノイドはボディパーツのみを武器化することが可能なため単体行動をとれる ※変化・戦闘能力は大人よりも子どもの方が強い ・世界均衡保全戦闘員養成高等専門学校(衡戦) 不均衡を是正するために世界中から子どもたちが通う学校。高等専門学校と銘打ってはあるが下は5歳(人間年齢)からいる 通常の国数理社教育に加え模擬戦闘も行う 多くは校内でパートナーを組み、クエストと称した戦闘依頼(不均衡の是正)をこなす ・魔術師(ウィザード) 特殊な能力を持つ人間 自らの能力を制御するための魔道具を必ず身につけており、それがパートナーとみなされるため単独行動が可能である ・女神 不均衡を産み出していると言われている あくまで伝説上の存在だが、不均衡が生じた現場周辺で女性の泣き声を聞いた・姿を見かけたといった話もある
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